赤岳鉱泉行者小屋

お知らせ

予想以上に残雪が多い

April 12, 2025

南八ヶ岳近況報告20250411

赤岳鉱泉 (標高2,220m)

最低気温 マイナス2℃

最高気温 プラス6℃

積雪 100cm〜120cm

 

4月上旬らしい様々なコンディションが混在している南八ヶ岳です。

 

◆美濃戸口〜赤岳山荘

積雪、凍結無し

金属製タイヤチェーンの装着は必要無いですが、路面がぬかるんで荒れている箇所が点在しているので、車高が高い4輪駆動車で走行することを推奨します。

 

◆赤岳山荘〜赤岳鉱泉

積雪0cm〜90cm、凍結有り

足元は夏道と氷が混在している箇所から始まり、残雪が有ります。気温上昇の程度にもよりますが湿った残雪が足裏に雪団子として絡み付いたり、雪が腐って滑りやすくなっていて歩きづらいです。

 

◆赤岳鉱泉〜行者小屋

ここ数日の気温上昇、降雪、降雨により、赤岳鉱泉から上の登山道上で2つの注意点が発生しています。

 

①雪解けが進む過程で橋上の積雪が細くなりナイフリッジ化していたり、急峻な斜面の積雪が不安定になり、気温が上昇して雪が腐ると足を滑らせて滑落する危険性があるので十分にご注意ください。

 

②登山道上の積雪量が50cm〜100cmに達していて、雪が踏み固められている場所でも足を股下まで踏み抜く箇所が点在しています。赤岳鉱泉〜行者小屋間の中山乗越登山道上は特にひどく、歩きながら足を置く場所の正解を見つけることが困難な現況です。一人では抜け出せない足の埋まり方をしてしまうこともあるのでご注意ください。

 

赤岳山荘〜行者小屋の間では個人の技量や気温上昇の程度によって変化しますが、チェーンアイゼン又は12本爪アイゼンの装着を推奨します。

 

◆ご自身の技量と経験に見合ったルートの選定

◆変化していく状況に対応できる冬山の装備

◆低体温症を発症させない服装の選択

 

誰かに迷惑をかけないで安全に登山を楽しむという当たり前のことを念頭に置いて、万全な準備と慎重な行動を心掛けていただくようお願いいたします。

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