赤岳鉱泉の小屋番が硫黄岳に登ってきました!
赤岳鉱泉から赤岩の頭までの樹林帯には雪と氷が残っています。
積雪箇所は30cm〜50cmが残っていて、足が雪に埋まる時も有ります。
凍結箇所は急斜面だとチェーンアイゼンだと十分な滑り止め効果を発揮することが難しく、適宜で12本爪アイゼンを装着した方が安全に登り下りができます。
日当たりが良い箇所では、夏道と雪又は氷のミックスになっているので、アイゼンを装着した状態で岩や木の根っこにアイゼンを引っかけて転倒や滑落するリスクがありますので十分にご注意ください。
赤岩の頭から上の岩稜帯では、残雪と凍結が無く夏道と変わらないです。
硫黄岳に登る際には、
◆ヘルメットの着用
◆チェーンアイゼンと12本爪アイゼンの携帯
◆チェーンアイゼン又は12本爪アイゼンの装着
が必須な現況です。
朝には気温が0℃前後まで冷え込み、日中には気温が10℃前後まで上昇する影響で、たった1日の中で目まぐるしく登山道のコンディションが変化していきます。
どんな状況にも対応できる装備とご自身の技量と経験に見合った山行計画を立てていただくようお願いいたします。