昨日には夏山特有の夕立が降りました。
そして、雨上がりの夕空がとても幻想的で綺麗でした。
7月も終盤になりましてこの1ヶ月の動向を見ていて気になったことがあります。
八ヶ岳にお越しいただく登山者で、雨が降っても雨具を着ていない方や雨具を持ってこられない方が多いです。
このような登山者にどんなご事情やお考えがあるのか分かりませんが、山で生活している者の感覚としては驚きを隠せません。
山で衣類が濡れたまま放置して行動を続けると水は空気より25倍体温を奪うので、夏でもあっという間に低体温症になってしまいます。
そして、最悪の場合には行動不能に陥り、死に至る危険性があります。
たとえ天気予報が晴れ予報でも、山ではゲリラ豪雨や雷雨が降る可能性があります。
本来であればこんな常識的なことを投稿するべきことではないと考えていますが、
・ご自身の命を守る為に
・山岳救助と山岳医療に負担を掛けない為に
山では雨が降ったら傘やポンチョではなく、上下セパレートタイプの雨具を着て行動しましょう。