赤岳鉱泉行者小屋

お知らせ

冬本番の南八ヶ岳

December 9, 2024

南八ヶ岳近況報告20241209

赤岳鉱泉 (標高2,220m)

最低気温 マイナス17℃

最高気温 マイナス5℃

積雪 2cm〜4cm

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◇美濃戸口〜赤岳山荘

積雪1cm〜2cm、凍結有

4WD車にスタッドレスタイヤを装着することが必須です。また金属製タイヤチェーンを携帯しましょう。昨日にはカーブでスリップした車両が林道脇へ脱輪して木にぶつかり、救助を呼んでいました。

 

◇赤岳山荘〜堰堤広場

積雪1cm〜2cm、凍結箇所が点在しています。チェーンアイゼンを適宜で装着することを推奨します。

 

◇堰堤広場〜赤岳鉱泉

積雪2cm〜4cm、凍結箇所が点在しています。転倒防止の為にチェーンアイゼンを適宜で装着することを推奨します。

 

◇赤岳鉱泉から上の登山道

積雪と凍結箇所が混在していて、ヘルメットの着用、12本爪アイゼンの装着、ピッケルを利用する基本的な冬山登山装備が必須です。冬本番の低温状態が続いていて積もった雪がまだ安定していません。12本爪アイゼンが一番下にある岩にヒットするも多く、岩稜帯では一歩一歩に気を使います。確実な歩行技術と的確な状況判断が求められます。

 

昨日には寒さによる指の凍傷手前事案も発生しています。上記事案とは関係は無いですが、今季も某有名な青い防寒ゴム手袋を着用している方を多く見受けれられます。現況の寒さになると防寒性と保温性は無く、凍傷の原因になる可能性が高いと実証されているで登山ブランドで販売している冬山登山用手袋を着用することを推奨します。あくまでも特定の商品批判をしているわけはなく、どんな物にも適切な使用方法があります。ご自身の手を守る為に使用する気象環境に適している商品を使用してください、個人差はありますが現況の寒さだと凍傷になってしまう可能性が高いですという啓発です。

 

南八ヶ岳は冬本番に突入しましたので、ご自身の技量と経験に見合ったルート選定、今のルート状況と気温に適した装備と服装選択を慎重に行っていただくようお願いいたします。

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